精神疾患の親をもつ子どもの会「こどもぴあ」発足へ 本や集会で理解呼び掛け (1/3ページ)

 精神疾患のある親に育てられた人たちが、互いに語り、支え合う場をつくろうと「精神疾患の親をもつ子どもの会(愛称・こどもぴあ)」を発足させる。彼らを応援する専門家も、支援の大切さを広く知らせるため、患者の子供たちの体験記を集めた本を出版。平成30年から活動を本格化、会への理解や参加を各地の集会などで呼び掛けていくという。

成人後も問題に

 親の精神疾患は子供の生活や発達に大きな影響を与える。親の病気を十分理解できず、不安や孤立感を抱えて成長する子供は多く、成人後のさまざまな生きにくさにつながっているという。だが「そうした問題に目が向けられるようになったのは最近です」と、家族支援に取り組んできた埼玉県立大の横山恵子教授(精神看護学)は話す。

 こどもぴあのきっかけになったのは、NPO法人が続ける家族の相互支援プログラム「家族による家族学習会」。参加者の中心は患者の親だが、「子供のニーズは異なるのでは」と考えた横山さんらの企画で、27年から患者の子供を対象に学習会を始めた。

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