医学部の進学実績に応じ私立高に補助 茨城県、医師不足対策で

 茨城県は医師不足対策の一環として、私立高に対して、過去3年間の大学の医学部医学科への進学実績に応じて、補助金を出すことを決めた。進学者1人につき10万円を出身校に補助する。県私学振興室によると、全国的にみても例がない制度だという。補助金は、県が私立学校の特色ある取り組みに対して助成する「特別分」から配分する。

 助成は、県の深刻な医師不足解消のため、生徒たちの医学部進学を促進する狙いがある。同室によると、過去3年間で県内の高校から医学部医学科へ入学したのは456人で、そのうち半数を超える260人が私立高の生徒だった。

 大井川和彦知事は先月24日の記者会見で「このほか来年度に向け、医療人材確保のため総合的な対策を練っている」と述べ、医師不足解決に力を入れる考えを示している。