ナマの数字は客観的 デキる人にはデータの「何」が見えているのか (1/6ページ)

 デキる人は、データの分析や調査においても効率を求める。日本IBMでエグゼクティブ・プロジェクト・マネジャーを務める木部智之氏は「膨大なデータを解析するときの突破口は、数字の『特異点』を見つけることにある」といいます。その具体的な方法を紹介しましょう--。

※写真はイメージです(Getty Images)

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 ※本稿は、木部智之『複雑な問題が一瞬でシンプルになる2軸思考』(KADOKAWA)を再編集したものです。

 ナマの数字は、どんなときでも客観的

 あなたがマーケティング部門に所属していたとしましょう。

 「どの商品が伸びていて、どの商品が不振なのか?

 また過去と比較した推移はどうなっているのか?

 会社を成長させるために、正確な定量データに基づいた提案がほしい」

 このような指示を受けたとき、あなたはまず、「定量データ」を分析するでしょう。

 商品の販売数や在庫数など、実際のリアルな数値が打ち込まれた「定量データ」は、あらゆるデータの中で、最も「客観的」な数値です。

 定量データは、グラフなどに加工されてしまうと、表現に工夫の余地が入るので、次第にグラフの作り手の「主観」が入ってきてしまい、現実の姿から、少し離れたものになってしまいます。

 そのため、何よりも「現実の状況」をつかみたいと思ったら、まず、元々の定量データを見て、そこから何かを読み取る必要があるのです。

定量データを、2軸のマトリクスにあてはめる