外国人の接待に「天ぷら屋」が有効なワケ 成功するかどうかは「英語力以外」 (1/4ページ)

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 外国人の接待を命じられたが、英語には自信がない……。そこで気落ちするのは、まだ早い。接待が成功するかどうかは、英語力以外の部分にある。国際的な宴会での「仕切り力」でトップクラスを自負する著者が、宴席で外国人との距離を一気に縮める技を伝授する--。

 何より重要なのは事前の情報収集

 外国人の接待を命じられたら、とりあえず寿司を食べに連れていけばいい。安易にそう考えているとしたら、その接待は失敗する可能性大です。

 外国人接待で何より重要なのは事前の情報収集です。学生の頃、海外の客人を食事に連れていくことになったときの話です。先方はベジタリアンだと聞いていたので、私は肉を出すお店を避けて、寿司店へ連れていきました。ところが彼は魚もダメだった。ベジタリアンといっても、完全菜食の人もいれば、魚は問題ない人もいます。その確認を怠ったため、相手を喜ばせることができませんでした。

 特に注意したいのはアレルギーです。聞いてみると、ピーナッツアレルギーの人は想像以上に多い。店側への問い合わせも必須です。アレルギーのある食材が隠し味に使われる場合もあるので、念には念を入れて確認すべきです。

 相手の好き嫌いも聞いておきたいところです。「外国人は自己主張が強いから、食べたいものがあれば向こうから言ってくるはず」という先入観は捨ててください。普段ははっきりモノを言うアメリカ人でも、招かれたときは遠慮する場合も多々あります。こちらから「寿司とステーキ、イタリアン、どこがいい?」と選択肢を提示するほうがいいでしょう。

吉田茂は高官接待に、天ぷら屋を使った