【書評】『知立国家 イスラエル』米山伸郎・著 知によって立つ国家の源泉は


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 人口は大阪府とほぼ同じ870万人、面積は四国ほど、建国からわずか70年の小国ながら、国民1人当たりのノーベル賞受賞者数や特許数、ベンチャー起業数が世界トップクラスを誇るイスラエル。

 その強さの源泉を、著者はユダヤ人への迫害の歴史と、敵国に囲まれた環境から「国の生存」にあると断言。

 そのうえで積極的に受け入れる移民、徴兵制度によるエリート教育と人脈形成が持続的な成長をもたらすと分析する。

 強いモチベーションのない日本が取るべき道として、発明に強いイスラエルと生産・加工に強い日本の連携などを提案する。(929円、文春新書)