ロボスーツでまひ改善、初期段階のリハビリで効果 県医師会塩原温泉病院が発表 栃木 (1/2ページ)

ロボットスーツ「HAL」を装着し、リハビリを続ける女性患者=那須塩原市塩原の県医師会塩原温泉病院
ロボットスーツ「HAL」を装着し、リハビリを続ける女性患者=那須塩原市塩原の県医師会塩原温泉病院【拡大】

 県医師会塩原温泉病院(那須塩原市塩原)は、栃木県内の医療機関で初めて導入し、脳卒中など神経疾患の患者のリハビリに使用しているロボットスーツ「HAL(ハル)」の効果について発表した。初期段階のリハビリでは、まひそのものが改善され、立ち上がりや歩行の能力向上につながっているという。(伊沢利幸)

 HALは体を動かす際に発生する筋肉の微弱な電気信号を読み取って増幅、モーターで歩行などの動きを助ける。筑波大発のベンチャー企業、サイバーダイン(茨城県つくば市)が開発した。

 同病院では平成23年にHAL福祉用を県内の医療機関では初めて導入。その後、小型化された自立支援用の単関節タイプに変更した。大型に比べ、装着時間が大幅に短縮され、年間10例だった症例は現在、40例に増加した。

 森山俊男院長らが20日に記者会見し、HALの治療効果について説明。同病院研究チームが患者10人を対象に30秒間で何回立ち上がれるかを測定した結果では、装着前の7回から、HALを30分間装着し、外した後でも12回に向上した。