「売り手市場」就活スタート、企業の合同説明会に列

就職活動が解禁となり「マイナビ就職EXPO大阪会場」には会場前から学生が並ぶ=1日、大阪市住之江のインテックス大阪(前川純一郎撮影)
就職活動が解禁となり「マイナビ就職EXPO大阪会場」には会場前から学生が並ぶ=1日、大阪市住之江のインテックス大阪(前川純一郎撮影)【拡大】

 平成31年春に卒業予定の大学生・大学院生らを対象にした主要企業の会社説明会が1日に解禁され、就職活動が本格スタートした。人手不足などを背景に企業の採用意欲は高く、今年も学生側に有利な「売り手市場」が続きそうだ。

 大阪市住之江区のインテックス大阪では、就職情報会社マイナビが主催する合同説明会が開幕。2日間で延べ約1100社、学生約4万人が参加を予定している。午前11時の開場前にはリクルートスーツ姿の学生の長い列ができた。会場を訪れた同志社大文化情報学部の中尾恒道(ひさみち)さん(22)は「インターンシップの数が増えたりと追い風を実感している。事業内容と福利厚生を重視して企業を選びたい」と話した。

 就職情報会社ディスコが1~2月に全国の1311社から回答を得た調査によると、前年よりも採用数を「増加」とした企業は30.8%で、「減少」とした8.5%を大きく上回った。

 ただ、人手不足の懸念のない業種では学生の質を重視した選考姿勢に変化はなく、リクルートキャリアの岡崎仁美・就職みらい研究所長は「多くの企業は採用数に満たなくても求める人材レベルを下げない方針であり、油断は禁物だ」と指摘する。