【マネジメント新時代】100年時代、逆に定年50歳に早めては 「人生二毛作」の生き方 (1/3ページ)

自動運転技術の試験車を見守る三菱電機の技術者ら。技術の進歩に合わせ人事制度の見直しが必要になるかもしれない=2016年4月、兵庫県赤穂市(ブルームバーグ)
自動運転技術の試験車を見守る三菱電機の技術者ら。技術の進歩に合わせ人事制度の見直しが必要になるかもしれない=2016年4月、兵庫県赤穂市(ブルームバーグ)【拡大】

 □日本電動化研究所代表取締役・和田憲一郎

 「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり 一度生を享け、滅せぬもののあるべきか」

 1582年、49歳にて本能寺の変で自害した織田信長が、生前好んで演じたといわれる「敦盛」の一節である。当時は人生50年といわれてきたが、400年以上が経過した現代、日本人の平均寿命は女性87.14歳、男性80.98歳(厚生労働省2017年公表)と大きく伸びている。最近では人生100年時代ともいわれている。今回は、人生100年時代に、われわれはどう人生をマネジメントすることが望ましいのか考えてみたい。

 定年早め「二毛作」に

 平均寿命がどんどん伸びている。過去の統計によれば、25年ごとに約5歳平均寿命が伸びている。つまり、このまま行けば、女性の平均寿命は80年頃には100歳に届くこととなる。平均寿命が伸びるに従って、定年を延長する企業も増えてきた。60歳から65歳へ、さらにはその先までもOKという企業もある。このように定年年齢を伸ばすことも良いのであろうが、考え方によっては、織田信長の時代から既に約2倍に伸びてきているのである。人生を第1ステップ、第2ステップと切り分けて生きる考え方もあるのではないかとも思える。

 「人生二毛作時代」の考え方である。人生二毛作となると慌ただしい生き方に思えるかもしれないが、必ずしもそうとはいえない。平均寿命が長くなっているのであり、最初から前半、後半ではないが、あえて分けて生きることも価値ある生き方であろう。

逆に定年を50歳程度に早めて…