幸福度を上げるのはカネではない 「専業主婦の価値はゼロ」稼ぐ夫の大誤解 (1/6ページ)

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 専業主婦は現金収入がない。ではその価値はゼロかといえば、もちろんそんなことはない。むしろ幸福度への影響が大きいのは、カネで買える「地位財」より、専業主婦がつくりだす「非地位財」なのだ。行政書士で富裕層の金森重樹氏は「幸せになりたければ、専業主婦の価値を見直したほうがいい」とアドバイスする--。

 「逃げ恥」のみくりが“愛情の搾取”に断固反対した理由

 前回の記事(「幸福にほど遠い」富裕層のお金の使い方)に対して、30代主婦の徳田仁美さんから斬新な視点の意見をいただきました。徳田さんはネットメディア「マネーの達人」でお金関連のコラムを執筆していて、僕の記事に言及しつつ、「非地位財の多くを主婦が生み出している」と書かれています(https://manetatsu.com/2018/02/115298/)。

 「非地位財」とは、家や車といった「地位財」とは異なり、他人が何を持っているかどうかとは関係なく、それ自体に価値があり喜びを得ることができるもの。例えば、「休暇」「愛情」「健康」「自由」「自主性」「社会への帰属意識」「良質な環境」などです。

 徳田さんは僕の記事を取り上げたコラムの中で、2016年にテレビドラマ化され、好評を博した『逃げるは恥だが役に立つ』のある場面を紹介していました。僕は当時見てなかったので慌てて11話分すべてを見てみました。

 主人公は、草食男子の会社員・津崎平匡(星野源)と、彼に「家事代行業者」として雇われ“契約結婚”の形で同居する森山みくり(新垣結衣)の2人。ドラマは2人の恋愛観の相違などをコミカルかつシニカルに描いています。

「結婚したほうが…」は男の身勝手な言い分