訪日外国人に保険拡充 医療費への不安を軽減 (1/2ページ)

損保ジャパン日本興亜の「訪日旅行保険」は外国語表記のチラシで加入を促す
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 損害保険大手が、訪日外国人の事故や病気に対応する商品、サービスを拡充している。旅行保険などに加入していない外国人が日本に滞在中、病院にかかって医療費が高額になり、十分な診療が受けられなかったり、支払えないケースが増えていることが背景にある。旅行者と受け入れる業者側の不安軽減につながりそうだ。

 ◆約1千の協力機関

 損保ジャパン日本興亜が平成28年2月から販売する「訪日旅行保険」は、病気やけがの治療費など1千万円まで補償する。付帯サービスとして医療機関の手配や電話による通訳を提供している。

 約1千の協力医療機関で保険証書を提示すれば、現金不要で治療できる。

 英語、中国語、韓国語に対応、旅行者は日本に入国後、インターネットで加入できる。保険料10日間の場合は2900円。29年4~9月の契約数は前年同期比4割増だった。

 利用者からは「スキー場で骨折したとき、診察や手続きもスムーズにできた」といった声が寄せられる。

 ◆仏、タイなど多言語

 東京海上日動火災保険の「訪日外国人向け海外旅行保険」も日本に到着後、スマートフォンなどから簡単に加入できる。けがや病気の治療費、本国への移送費などを1千万円まで補償する。