がん遺伝子検査が先進医療 保険診療と併用可能に

 がんに関連した114種類の遺伝子の変異を一度に調べられる検査法について、厚生労働省の専門家会議は8日、保険診療との併用ができる「先進医療」に指定することを決めた。国立がん研究センター中央病院が申請していた。4月にも検査費以外の診察費に保険が適用される。遺伝子を調べて最適な治療法を選ぶ「がんゲノム医療」の要となる技術で、先進医療に指定されるのは初めて。

 検査は、標準治療が効かないか、治療法のない16歳以上の固形がん患者が対象。がん組織と血液を採取し、114種類の遺伝子を調べ、病気の原因となった遺伝子変異や治療法を見つける。検査費の患者負担は46万円程度となる。

 現状ではデータが少ないため、治療法が見つかるのは1割程度だが、検査を受ける人が増え、データが蓄積すると治療法が見つかる割合が高くなると期待される。「がんゲノム医療」は、今の臓器別治療より効果的な治療法と期待され、厚労省が推進している。