うまくいかない人は今と未来ばかり… 富裕層が「過去」にこだわる理由 (1/5ページ)

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  • 江上治『残酷な世界で勝ち残る5%の人の考え方』(KADOKAWA)

 仕事や生活がうまくいく人といかない人の違いは、どこにあるのでしょうか。富裕層に特化したFPの江上治氏は、「資産1億円以上の人たちには、よく過去を振り返り、それによって自分という存在を把握している。一方、うまくいかない人は常に、現在・未来に目線がある。だからいつも前のめりで、過去を振り返ろうとしない」といいます--。

 ※本稿は、江上治『残酷な世界で勝ち残る5%の人の考え方~“持たない時代”に本当に持っておくべきもの』(KADOKAWA)第3章「稼げるオタクになるための『人生PDCA』の回し方」を再編集したものです。

 「成功者」に共通する3つの要素

 私は富裕層に特化したFP(ファイナンシャル・プランナー)として、資産1億円以上のクライアントを多数抱えている。彼らのような「成功者」と長年接し、言葉を交わしていると、「うまくいく人特有の傾向」というべきものがいくつかあると理解できるようになる。その中で、全員に共通するのが、「自己肯定感が強く、“オタク”を目指す」「行動の無駄を無くす」「時間とお金の価値に対する認識」という3つの要素だ。

 まずは「自己肯定感」についてである。

 自己肯定感が強ければ性格は前向きになるし、行動もより積極的になる。「やってやろう」という気概も出てくる。

 一方で、自己肯定感が低い人は、自信のなさゆえにチャンスがきても「失敗したらどうしよう」と不安が頭をもたげ、尻込みしてしまって挑戦できない。そして、周囲の意見や情報に振り回される。反面、自信のなさや自分の弱みを他人に見せまいと、必要以上に強がったり、虚勢を張ったりするときもあるから厄介だ。

「成果を生まない行動はすべて無駄」と意識する