受験指導の現場から

合格に導く「過去問フォーメーション」とは? 受験生のやる気も尻上がり (2/3ページ)

吉田克己
吉田克己

 過去問の取り組み方というのは、そのメンタルに、プラスにもマイナスにも大きく働く可能性がある、という点で両刃の剣なのである。

過去問の効果的な進め方 やる気も最高潮に

 では、具体的にはどのような進め方をすればよいのか? 小6の私立受験生を例に、あくまでも一例であることをお断りした上で、筆を進めさせてもらう。

  • 【1】科目別に、制限時間内で解く(本人)
  • 【2】答え合わせをして、点数を出す(本人)
  • 【3】合格者平均点との差を確認する(本人+講師 or 親)
  • 【4】解答用紙を見ながら、ときに問題も見ながら、「ケアレスミスしている」「題意を勘違いしている」「もう少しで正解できそう」「この小問は正解したい」「解き直せばできるようになるはず」といった、惜しかった、手の届きそうな小問を、合格者平均点との差+α分ピックアップする(講師 or 親)
  • 【5】ピックアップした小問が、もし正解できていたら何点になるかを確認する(講師 or 親)
  • 【6】同時に、「難しすぎる」「解くのに時間が掛かりすぎる」「二度と出題されないと考えられる」など、捨て問としてよい問題も特定する(講師 or 親)
  • 【7】【4】【5】【6】の結果を両者で共有する(本人+講師 or 親)
  • 【8】【4】の問題を解き直す(本人)
  • ※このとき、解答を読ませてから、講師がヒントを与えてから、参考書を見ながらなど、本人の実力に合った方法を採る
  • 【9】解き直した問題の答え合わせをし、【2】)と合わせると合格者平均点を超えることを確認する(本人+親)

 塾によっては過去問の進捗状況をチェックしてくれるが、やっているかやっていないかしか見ていないようであれば、その続きをどうするかが課題になってくる。【4】~【7】までやってくれているようなら、【8】の解き直しをしているかどうかだけ、後日チェックすれば済む。

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