ヘルスケア

がん患者に家族がケア 広がる「マシュマロ・タッチ」 (1/2ページ)

 がん患者らの不安や緊張を和らげる「マシュマロ・タッチ」を、末期がんの母親をみとった鍼灸(しんきゅう)師と看護師が協力して開発し、各地に広げている。施術は専門医の監修を受け、ストレスを軽減させるなどの効果も実証された。2人は「治療中の患者の家族に届けたい」と話している。

 ■「救いになった」

 兵庫県尼崎市の介護職、鷲見佳苗さん(32)は5年前、80代の祖母が膵臓(すいぞう)がんで末期と診断された。祖母のために何かしてあげたい-。そんな一心で3日間のマシュマロ・タッチの講座を受講した。亡くなるまでの約1年間、講座で習ったようにやさしく足をさすると、祖母は気持ちよさそうに寝入ったという。

 「家に帰りたい、ご飯が食べたい、歩きたいとの祖母の希望をほとんどかなえてあげられず、みとった後は悔いばかりでした」と鷲見さん。それでも、「マシュマロ・タッチをしてあげられたことが救いになりました」と振り返る。

 マシュマロ・タッチは鍼灸師の前川知子さん(53)、アロマセラピストで看護師の資格も持つ見谷貴代さん(49)が開発。肘から先や膝から下をマシュマロのようにやわらかくなでることで皮膚の上にある触覚器を刺激し、リラックスを促す。5分程度と短時間のため、心身への負担が少ないのが特徴だ。

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