ヘルスケア

国内初のエボラワクチン臨床研究 人工合成で無毒化

 致死率の高いエボラ出血熱ウイルスのワクチンを人に投与して安全性を確かめる臨床研究を東京大医科学研究所(東京都港区)のチームが今月から始めると5日、発表した。国内でエボラワクチンの臨床研究が行われるのは初めて。

 人工的に合成した無毒化ウイルスを使うため、海外のワクチンに比べて副作用が起きにくいと考えられる。国際的な課題となっているアフリカ地域での流行防止に役立てることを目指している。

 臨床研究は研究所の付属病院で四柳宏教授らが実施。募集した健康な成人男性30人を対象に行う。ワクチンを筋肉注射し、発熱や抗体ができるかなどを調べ、さらに経過を半年間観察し、安全性に問題がないかどうかを確かめる。

 ワクチンは河岡義裕教授らが開発した。普通の細胞では増えない人工のエボラウイルスを特殊な環境で増やし、不活化ワクチンを作った。サルを使った動物実験で安全性や有効性を確かめられたことから、臨床研究に進むことにした。

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