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「歴史の道百選」に葛城修験の道と古座街道 和歌山から2件追加

 古くからの石畳や土道が残る街道などを選定する文化庁の「歴史の道百選」に、和歌山県内から「葛城修験の道」(和歌山市、岩出市、紀の川市、橋本市、かつらぎ町)と「古座街道」(白浜町、上富田町、すさみ町、古座川町)の2件が追加選定された。県内では、平成8年に選定された熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)の「熊野参詣道」と高野山(高野町)の「高野山参詣道」と合わせ、計4件となった。

 歴史の道百選は、地域の文化や歴史を理解する上で重要な意味合いを持つ道を再認識してもらう目的で、文化庁が選定している。

 今回追加選定された葛城修験の道は、修験道の開祖・役(えんの)小(お)角(づぬ)が古代、和歌山と大阪、奈良にまたがる葛城山系に経典を埋納したとされることから、山岳信仰の道として発展した歴史があり、友ケ島(和歌山市)から根来寺(岩出市)、行者杉(橋本市)にかけての山道などが選ばれた。

 古座街道は、田辺と古座地域を最短で結ぶ街道で、主に山間部を通る道で近世以降は林業・製炭業や行商人の往来、西国巡礼などに広く利用された。今回は舗装されていない土道が残る法師峠(すさみ町)や宇津木越(白浜町、上富田町)などが選定された。街道沿いには石仏が多く、すさみ町には「水源の大師像」が残る。

 県教委文化遺産課の担当者は「葛城修験の道に加え、これまであまり注目されてこなかった古座街道が新たな散策スポットとして認識されるきっかけになれば。実際に古道を歩いて風情も感じてほしい」と話している。

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