GDP7期連続プラス成長 7~9月期速報値年1.4%増 内需強化が急務 (1/3ページ)

米国向けの自動車輸出がGDPのプラス成長に貢献した(ブルームバーグ)
米国向けの自動車輸出がGDPのプラス成長に貢献した(ブルームバーグ)【拡大】

 内閣府が15日発表した2017年7~9月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動の影響を除く実質で前期比0.3%増、このペースが1年間続くと仮定した年率換算で1.4%増だった。プラス成長は7四半期連続で約16年ぶりの長さ。4~6月期は消費などの内需が牽引(けんいん)したが、7~9月期は一転、「外需主導型」の成長へと逆戻りした。

 7四半期連続のプラス成長は、ITバブル期に重なる1999年4~6月期から2001年1~3月期にかけての8四半期連続以来の長さとなる。

 個人消費0.5%減

 需要項目別では、個人消費が0.5%減と7四半期ぶりにマイナスだった。0.7%増と高い伸びを記録した4~6月期の反動が出たことに加え、台風や長雨で、飲食サービスや宿泊が低迷した。

 企業の設備投資は0.2%増と、4四半期連続でプラス。4~6月期の0.5%増からはプラス幅が縮小した。工作機械やソフトウエアが押し下げる方向に働いたが、船舶や汎用(はんよう)機械がプラスに寄与した。

 公共投資は2.5%減と、3四半期ぶりのマイナス。16年度第2次補正予算の効果が弱まった影響が出た。

消費者の節約志向は緩まず