豊洲移転問題「観光拠点整備の見通しを都から出してもらわないと」江東区長が会見 歩み寄りに含みも

 築地市場(東京都中央区)の豊洲市場(江東区)への移転問題をめぐり、江東区の山崎孝明区長は15日の定例会見で、市場受け入れについて「(都が約束してきた観光拠点整備について)都からきちんとした見通しを出してもらえないと、気持ち良くお迎えできない」と述べた。一方、小池百合子知事が説明に来た場合の対応を問われた際は「来られたら言うことを聞いちゃうかもしれない」と述べ、歩み寄りに含みも持たせた。

 山崎氏は6日、小池氏の築地再開発方針の影響で、観光拠点の事業者が撤退も含めて検討していることをふまえ、「施設の整備が確定しない限り、市場の受け入れを再考せざるを得ない」とのコメントを発表。これを市場業界側は重くみて、都との開場日決定が先送りになっている。

 会見で山崎氏は「都が開場日を決めたいなら、必死で事業者を説得するのが仕事。どこまでやっているのか見えてこない」と不満を述べ、副知事らが事業者への対応に直接あたるべきとの認識を示した。

 その上で「都の今後の動きを報告してもらい、変わったと思えることが出てくれば、(江東区側も)もう少しトーンダウンするかもしれない」と語った。