王寺町が奈良県内初、自販機収益でWi-Fi維持管理費に

 奈良県王寺町は、公共施設に設置している自動販売機の売り上げの一部を活用し、町内9カ所に設けた無料Wi-Fi(ワイファイ)の維持管理費を賄う県内初の取り組みをスタートさせた。新たに19台の自販機を設置し、町内3カ所に新設した防犯カメラの運用にも同様に役立てる。

 町と一般社団法人「安全・安心まちづくりICT推進機構」(東京都)などが協同で実施。県内では広陵町や桜井市などが同じシステムで防犯カメラを維持管理しており、現在は全国約100の自治体に広がっている。

 対象となる自販機は、町役場や王寺駅前駐車場などに設置している計22台。売り上げの一部が、王寺健民運動場や菩提(ぼだい)キャンプ場など3カ所に設置された計4台の防犯カメラに加え、聖徳太子ゆかりの達磨寺やJR王寺駅の改札口など9カ所にアクセスポイントを設けた無料Wi-Fiの維持管理に活用される。また、災害発生時に飲料を無料で提供できるタイプの自販機も5台設置された。

 Wi-Fiはスマートフォンやタブレットで、言語や性別などを設定するだけで手軽に利用できる。ブラウザを立ち上げると、王寺町の観光案内ページが閲覧でき、観光客にはうれしいサービスとなっている。

 平井康之町長は「Wi-Fiを利用した観光振興や町民の安心安全の確保に向け、取り組みを拡大していきたい」と話している。問い合わせは同町地域整備部(電)0745・33・6668。