印、高級車の販売台数回復 今年2年ぶり最高更新の見通し

首都ニューデリーにある高級車ブランドのショールーム(ブルームバーグ)
首都ニューデリーにある高級車ブランドのショールーム(ブルームバーグ)【拡大】

 インドは、高級車の新車販売台数が回復している。業界関係者によると、2017年は過去最高だった15年の3万6000台を2年ぶりに上回る見通しだ。現地経済紙エコノミック・タイムズが報じた。

 同国の高級車販売は約20年にわたって前年比増が続いたものの、15年に前年比13%増を記録した後、16年は同8%減の3万2892台に落ち込んだ。環境保護を目的にデリー首都圏で一部ディーゼル車の販売が禁止されたほか、高額紙幣が廃止されたことなどが要因とされる。

 しかし、今年はこれらの影響が薄れて販売が盛り返し、1~9月で3万台を突破したもようだ。業界関係者はここ数カ月も販売が安定しているとし「この勢いが年末まで続けば、年間4万台突破もみえてくる」と予想した。

 独メルセデス・ベンツは17年、インド市場に12車種を投入し、1~9月の販売台数が前年同期比20%増の1万1869台だった。同社の現地法人幹部は「高額紙幣廃止や物品・サービス税の議論の影響で今年も厳しい状況だったが、計画通りに進めば昨年よりも販売を伸ばせると思う」と自信を示した。

 独BMWも、同期の販売が7138台で同17%増と好調だった。17年から現地組み立てを開始したボルボ(スイス)も、年間目標の2000台(前年比25%増)の達成は間違いないと強気の見解を示している。(ニューデリー支局)