経済3団体共催の新年祝賀会、賃上げに前向きな声相次ぐ 経済界の攻めの姿勢鮮明に (1/3ページ)

経済3団体合同の新年祝賀パーティーで乾杯する安倍晋三首相、経団連の榊原定征会長、経済同友会の小林喜光代表幹事、日本商工会議所の三村明夫会頭(左から)=5日午後、東京都千代田区
経済3団体合同の新年祝賀パーティーで乾杯する安倍晋三首相、経団連の榊原定征会長、経済同友会の小林喜光代表幹事、日本商工会議所の三村明夫会頭(左から)=5日午後、東京都千代田区【拡大】

 経団連など経済3団体共催の新年祝賀会が5日、東京都内のホテルで開かれた。経営トップからは北朝鮮情勢などをリスク要因として警戒する意見もあったが、景気回復は続くとの見通しが大半を占めた。また、今春闘での賃上げにも例年より前向きな意見が目立つなど、経済の好循環に向け、経済界の攻めの姿勢が鮮明になっている。

 「年末年始に店頭を回り、消費意欲の高まりを実感した」

 資生堂の魚谷雅彦社長は報道陣の質問にこう答え、景気回復の底堅さを強調した。三菱商事の垣内威彦社長が「中東に加え、米中関係が世界や日本経済のリスクになる」と指摘するように、地政学的リスクを意識する声はあるものの、祝賀会後の記者会見で経団連の榊原定征会長が「日本、欧米、中国、新興国の全てで経済の拡大基調が続く」と語るなど、全体としては好調を予測。今年の日経平均株価の最高値見通しでも2万5000円超えが相次いだ。

 出席した安倍晋三首相が改めて「3%賃上げ」を要請したのに対し、大和証券グループ本社の中田誠司社長は「平均で3%超、20~30代は5%程度」と言明するなど、3%を意識した積極姿勢も目立つ。

 また、トヨタ自動車の豊田章男社長が「100年に1度の自動車業界の大変革期に、日本経済の成長エンジンとなるよう電動化や自動運転などにチャレンジする」意向を示すなど、各社ともに技術革新、設備投資拡大を強く意識している。

金融界は金融政策を注視