米大統領、対イラン制裁解除を継続か 人権などでは新たに準備も

 トランプ米大統領は、2015年に世界の主要国とイランが結んだ包括的核合意に基づく対イラン制裁解除を継続する計画だ。事情に詳しい政府当局者2人が明らかにした。

 ただ大統領は人権やサイバー攻撃、ミサイル開発を理由に新たな制裁を準備していると当局者らは語った。

 トランプ大統領は12日までに制裁解除を継続するかどうか決めなければならない。米国は12年、イラン中銀を世界金融システムから排除する制裁を科した。トランプ大統領が制裁を再開した場合、包括的核合意は実質的に崩壊する。

 ただ、部外秘の情報であることを理由に匿名で語った当局者2人は、最終決定はまだ行われておらず、トランプ政権の計画は変わり得ると述べた。また別のホワイトハウス当局者は、トランプ大統領が10日夜に決断を下すだろうと語った。

 トランプ政権の制裁解除継続の意向については、AP通信がこの日、先に報じていた。(ブルームバーグ Nick Wadhams、Margaret Talev)