「訪韓ご褒美旅行」の主役は東南アジアに 継続のヒントは対馬の韓国人旅行者にあり? (1/4ページ)

対馬の観光名所、和多都美神社を訪れる韓国人観光客ら=昨年7月、長崎県対馬市
対馬の観光名所、和多都美神社を訪れる韓国人観光客ら=昨年7月、長崎県対馬市【拡大】

  • 対馬の新厳原港国際ターミナルビルで出航を待つ韓国人観光客=昨年10月、長崎県対馬市

 韓国メディアによると、船舶で日本、特に対馬(長崎県対馬市)を訪れる韓国人観光客が急増しているのに対し、船で韓国に向かう日本人客は減少が続いているようだ。一方で、米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備に対する中国政府の報復で訪韓中国人客が激減するなか、昨年は営業成績などが優秀な社員に企業がご褒美として提供する「インセンティブ・ツアー」(報奨旅行)で訪韓する中国人客も急減したのだが、中国以外の地域からの観光客は大幅に増えたという。韓国メディアによれば主に東南アジア諸国からの観光客で、日本人客に関する言及はない。

 中国人客比率は9%まで激減

 THAAD配備に対する中国政府の報復による訪韓中国人客の激減はすでに織り込み済みだが、「インセンティブ・ツアー」でも同様の傾向が出た。政府の意を受けた中国企業が優秀な社員に企業がご褒美として提供する報奨旅行なのだから当然といえば当然の現象なのだが…。

 韓国紙、朝鮮日報(日本語電子版)は韓国観光公社の2日のまとめとして、中国以外の地域から韓国を訪れたインセンティブ・ツアーの客数が昨年18万3307人で、2016年の14万6867人に比べ25%も増えたと報じた。中国のインセンティブ・ツアー客が16年の12万3410人から昨年は1万7279人へと86%減少したのとは正反対の現象で出た。

東南アジア諸国からは大幅増