「用がなければ休業を」 福井大雪で県知事が注意喚起、立ち往生回避に通行止めなど厳格に

天候が回復し、住宅地で進められる除雪作業=9日午後、福井県坂井市
天候が回復し、住宅地で進められる除雪作業=9日午後、福井県坂井市【拡大】

  • 福井県坂井市内の県道を除雪する除雪車 =12日午後、福井県坂井市(永田直也撮影)
  • 大雪の影響で運休した路面電車=8日午前8時36分、福井市
  • 大雪に見舞われた福井県坂井市で、除雪作業をする自衛隊員=8日午前9時37分

 冬型の気圧配置で13日にかけて大雪となる見通しになったことを受け、国土交通省福井河川国道事務所は12日、福井県あわら市などを通る国道8号であった車両の立ち往生を回避するため、同路線の通行止めを厳格に実施する考えを同日の県災害対策本部会議で示した。西川一誠同県知事は注意喚起とともに「企業も不可欠な仕事がない場合、操業を控えてもらいたい」と述べた。

 「ストップアンドゴー」で走行不能車つくらない

 国道8号の通行止めは、大雪警報などのもとで一定以上の降雪量があった場合に行われる。同事務所の中村圭吾所長は走行不能な車両の発生を抑えるため、早めの通行止めと除雪作業、通行再開の手順を繰り返すことで、車の通行を滞らせないとの考えを説明した。

 また、山間部を抜ける8号の南越前町赤萩-敦賀市赤崎区間でも、一時的な通行止めと除雪車などによる先導走行を繰り返すことで走行不能車を発生させない「ストップアンドゴー」をとるとした。

 一方、降雪が続く市町ではこの日、生活道路などの除雪作業を急いだ。県は36人をあわら市や勝山市などに派遣して支援。小中学校の再開に向け、福井市や坂井市、あわら市などでは保護者らが一斉に通学路の除雪を実施した。

 しかし、豪雪の被害は終息していない。福井地方気象台は12日、鯖江市などで大雪警報を発令し、福井鉄道は午後から全線で運転を見合わせた。

 また、北陸電力の発表などによると、同日、坂井市三国町安島などで氷雪による停電が約60戸であったほか、福井市味見河内町で樹木の接触により44戸が一時停電した。