国立公園の訪日客、17年は600万人超

 環境省は12日、全国の国立公園を2017年に訪れた訪日外国人旅行者は推計で前年比10%増の600万1000人だったと発表した。熊本地震や阿蘇山の噴火の影響で16年の訪問数が減った阿蘇くじゅう(熊本、大分)は92万6000人で、37.2%増と大幅に伸びた。

 環境省は東京五輪・パラリンピック開催の20年までに1000万人に引き上げるとした目標達成に向け、公園内への宿泊施設誘致などを加速させる。

 公園別の訪日客数は、知名度の高い富士山を抱える富士箱根伊豆(東京、神奈川、山梨、静岡)が5年連続最多となる258万人。阿蘇くじゅうが2位で、新千歳空港からアクセスしやすい北海道の支笏洞爺(90万1000人)、岡山など11府県にまたがる瀬戸内海(38万7000人)と続いた。

 環境省は、阿蘇くじゅうなど8公園で、訪日客増加へ向け重点的に自然体験プログラムの開発などに取り組んでいる。