港湾の釣り施設開放支援 国交省 訪日クルーズ旅行の魅力向上 (1/2ページ)

 観光分野での港湾の活用推進に向け、国土交通省が防波堤などに釣り施設整備を進める港湾を支援することが24日、分かった。事故防止のための安全対策のほか、地域の飲食店などと連携したサービスの企画を後押しする。国内愛好家の来港を後押しするほか、釣り体験をクルーズ船で来航する訪日外国人旅行者向けの観光プログラムとして普及させる狙いがある。

 日本釣振興会と連携して青森や秋田の2港に転落防止フェンスやはしごなどの安全対策をした上で、道具が貸し出しできる釣り施設としての整備を進める。釣った魚を近隣の飲食店で調理できるサービスなども議論する。今後は同種の取り組みを進める港湾を「みなとフィッシングパーク(仮称)」として手続きや資金面での支援を行う。

 国交省によると、港湾は原則的に船舶が寄港する岸壁では釣り目的の利用が禁止されており、全国に933カ所ある港湾のうち、釣り施設のある港湾は50カ所にとどまるなど、観光施設としての利用が進んでいない。一方、釣りは国内外でレジャーとしての人気が根強く、海外クルーズ大手のプログラムにも海釣りが組み込まれている。