【専欄】「偉大な社会革命」、中国・改革開放40年の変化と不変 (2/2ページ)

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 だが、変わらぬものもある。私営企業経営者の入党を歓迎するなど、共産党も変質したとはいえ、党の一党支配体制に変化はない。党は改革開放による経済の発展、国民生活の向上によって支配の正統性を確保し、まがりなりにも国民から一定の支持を得てきた。

 党の公式見解によれば、改革開放時代は中国の「立ち上がる」段階と「強くなる」段階をつなぐ「豊かになる」段階に当たり、習近平政権のもとで「強くなる」段階が始まった。「強くなる」段階は建国100年の今世紀半ばまで続き、改革開放40年によって大国化した中国を強国へと発展させ、「中華民族の偉大な復興」という「中国の夢」を実現するとしている。

 今、党が改革開放40年の成果とともに強調しているのは、党の指導があったからこそ、改革開放という「偉大な社会革命」が成功したということであり、党の指導によってこそ中国の夢の実現が保証されるということである。中国は今後、さらなる変貌と発展を遂げるだろうが、一党支配体制が変わることは当面ありそうにない。