【専欄】中国とはいったい何者なのか 中国自らの認識、規定から考える (2/2ページ)

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 「責任大国」という表現は、毎年春に開かれる全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で首相が読み上げる政府活動報告では、14年の報告に初めて登場している。

 習近平は17年秋の第19回党大会の政治報告で、中国は「世界平和の建設者」「グローバル発展の貢献者」「国際秩序の擁護者」であるとも述べている。また、習近平や李克強は今年11月に開催された第1回中国国際輸入博覧会や東アジアサミットで、中国は「多国間主義の実践者」「グローバル共同開放の重要な推進者」「グローバルガバナンス改革の積極的貢献者」であるとも強調している。

 米国との貿易戦争、トランプ政権の「米国第一」政策を念頭に、保護貿易主義や単独行動主義に反対する中国の立場を国際社会に強く訴え、その支持を得るための自己規定でもあることは言うまでもないだろう。(敬称略)