【専欄】中国にとっての2018年とは、どの様な1年になったのか (2/2ページ)

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 そして、米中「新冷戦」時代の到来を告げるものとも評されるペンス演説である。

 NSS、NDS、ペンス演説における中国に関する認識や分析が正確か否かという問題は極めて重要である。だが、トランプ政権の関税に始まる対中強硬政策のエスカレートが、これらに見られる対中認識や分析に基づいて実施されていることは間違いないだろう。

 今年3月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、国家主席の3選禁止規定が撤廃され、習近平政権が10年を超える長期政権になる可能性が増大した。毛沢東に並ぶ「偉大な指導者」を目指す習近平にとって、米国の強硬な対中政策にいかに対応するかは、乗り越えなければならない難題である。

 米中関係は改善への展望が切り開けないまま、新年を迎えることになりそうだ。(敬称略)