【専欄】歴史ものに引き込まれる…今、「華流ドラマ」が面白い (1/2ページ)

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 年末年始はテレビの特別番組に飽きてしまい、もっぱら自室に引きこもって「華流ドラマ」を見ていた。特に歴史ものが面白い。ビデオショップの棚には、新作が次々と登場していて、人気の「韓流ドラマ」にもそれほど引けを取らない。(拓殖大学名誉教授・藤村幸義)

 これまでに見終えた歴史ものの「華流ドラマ」は、30作品を超えるだろうか。1つの作品は平均すると40話くらいあるので、レンタル料もばかにならない。それでもついつい、引き込まれてしまう。作品のレベルがこの数年、目に見えて上がってきているからだろうか。

 最初のころは「三国志」「水滸伝」「紅楼夢」といった古典作品が多かった。「三国志」は新旧2つの作品を見たが、その他にも「曹操」や「三国志~趙雲伝~」といった関連のドラマもある。それぞれの作品に登場してくる劉備玄徳や諸葛孔明を比べてみる面白さもあった。

 そのあと、「始皇帝烈伝」「漢武大帝」「孔子」といった歴史上の偉大な人物たちの物語が続いた。中国の歴史の勉強にはもってこいである。

 一気に花が咲いたのは、宮廷ものが登場してからだろう。「宮廷の諍い女」「ミーユエ 王朝を照らす月」「麗王別姫~花散る永遠の愛~」など枚挙にいとまがない。皇族、権臣、女たちの駆け引きは陰湿で、日本の大奥を舞台にした物語の比ではない。どの作品にも必ずと言ってよいほど、毒殺や呪殺の場面が出てくる。

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