1ルピーから金を購入 オンライン取引に巨大チャンス (1/2ページ)

印電子決済サービス「フォーンペ」の画面(ブルームバーグ)
印電子決済サービス「フォーンペ」の画面(ブルームバーグ)【拡大】

 インド人がわずか1ルピー(約1.54円)で金を購入している。政府の貿易政策や若年層における人気低下などが原因で金需要が落ち込む中、宝飾業者が微小サイズの金をオンラインで販売しているためだ。

 印セーフゴールドは、印電子商取引大手フリップカート傘下の電子決済サービス「PhonePe(フォーンペ)」などと提携し、デジタルプラットフォームで金を販売している。セーフゴールドのマネージングディレクター、ゴウラブ・マトゥル氏は「多くの人が1ルピーで金を買っている。金購入を始めるには低リスクの方法だ」と話す。

 購入者が実際に金を受け取るのは、購入総額が金1グラムの価格に達してからとなる。金1グラムは現在、約3200ルピー。マトゥル氏によれば、実店舗で最低購入量の1グラムを買うよりは手軽に始められること、スマートフォンで約40秒という取引の迅速さが最大の魅力だという。

 2017年の立ち上げ以降、セーフゴールドのプラットフォームで金を購入した人は既に約300万人に達した。同社は19年末までにこの数を1500万人に増やしたいと考えている。またインドで最も人気のある電子決済サービス「Paytm(ペイティーエム)」は、17年4月のサービス開始以降、オンラインで2.2トン以上の金を1900万人の消費者に販売した。

 インドは金消費世界2位だが、金はほぼ全てが輸入品。政府の貿易赤字削減努力やブラックマネーとの闘いなどの影響で消費は減少し続けている。17年の需要は、ピークだった10年の1002トンから約23%落ち込んだ。

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