エアバスA380製造を中止 販売低迷 エミレーツも発注削減

製造打ち切りが決まったエアバスの超大型機A380(AP)
製造打ち切りが決まったエアバスの超大型機A380(AP)【拡大】

 欧州の航空機メーカー、エアバスは14日、超大型機A380の製造打ち切りを発表した。かつては同社の主力製品と位置付けられていたが、販売が低迷していた。

 同日の発表によると、唯一の主要な買い手として残っていた中東のエミレーツ航空がA380の発注を39機削減することを決めた。今後引き渡されるのは14機のみとなり、2021年が最後となる。

 エアバスのトム・エンダース最高経営責任者(CEO)は「今回の決定の結果、A380の大きな受注残はなくなり、生産を継続する理由がなくなった」と発表資料でコメントした。

 エミレーツはA380の発注を減らす一方で、A350を30機、A330neoを40機発注した。金額は表示価格ベースで214億ドル(約2兆3760億円)。引き渡しの開始はそれぞれ21年、24年になる。

 エアバスが同日発表した18年決算では、調整後の利払い・税引き前利益(EBIT)が58億ユーロ(約7260億円)、売上高は640億ユーロとなった。配当を1株当たり1.65ユーロに引き上げることも発表した。19年については調整後EBITが15%増、フリーキャッシュフローは約40億ユーロを予想している。(ブルームバーグ Benjamin Katz、Benedikt Kammel)