高学歴の米国人、SUVよりワゴンがお好き (1/2ページ)

ボルボ・カーのステーションワゴン「V90」(ブルームバーグ)
ボルボ・カーのステーションワゴン「V90」(ブルームバーグ)【拡大】

 堂々とした大型のスポーツ用多目的車(SUV)が小型のセダンやコンパクトカーを蹴散らしながら疾走中の自動車業界で、堅実で勇猛なステーションワゴンが無傷で頭角を現しつつある。

 実際、新型が大量投入されたおかげで、その勢いは増している。自動車情報サイト「エドマンズ・ドット・コム」のデータによると、米消費者は2018年、5年前と比べて29%増となる21万2000台のステーションワゴンを新たに購入した。ワゴンは今でも隙間(ニッチ)商品の最たるものだが、成長率は業界最人気の車種にも勝る。

 売り上げの増加は、米国人はステーションワゴンを購入しないという業界幹部の間で語り継がれてきた物語が偽りだったことを示している。もっとも、今でもワゴンの売り上げは米自動車市場の2%未満であることを考えると、この話にはいくらか真実味も含まれるが。

 だが、あらゆる形状やサイズのSUVで競争が行われる中、退屈で古臭いステーションワゴンは戦略的な空白地帯のように見え始めた。理論上、ワゴンはいわゆるSUVと大きく異なるわけではない。SUVと同程度の荷物を運ぶことができ、SUVよりも地面に近く、操作性に優れる。こうした議論は5年前には無意味だったが、今日では時折、巷にあふれるSUVを購入することにためらいを覚える消費者に大きな影響を及ぼすようになった。

「主流派に属することを極度に嫌う」