海外情勢

有機ELで中国BOE復活 折り畳みスマホ向け 業界2位狙う (1/4ページ)

 サムスン電子など韓国勢の独壇場だった折り畳み式ディスプレー市場で、中国企業が存在感を増している。中でも2度にわたる経営破綻の危機から復活した北京市の国有企業、京東方科技集団(BOEグループ)は、先端技術で優位に立とうとする中国の象徴的存在だ。

 シェア急拡大観測

 BOEがアップルや華為技術(ファーウェイ)の人気端末向けに高価な有機ELディスプレー(OLED)を生産する施設は、香辛料とパンダで有名な四川省成都の郊外にある。フットボール競技場16個分の広大な敷地に70億ドル(約7700億円)を投じた初のOLED向け大型生産施設で、BOEは2017年に量産を開始した。

 現在、同施設の月間パネル生産量は、生産能力の7割近くに相当する約3万2000枚。同省綿陽の近郊にも同程度の生産可能な施設を建設中だが、それでも有機ELの想定需要量の半数にとどまっており、重慶市近隣や福建省福州市にも生産拠点を開設する計画だ。早ければ20年の量産を目指しており、計画実現に向け140億ドルの投資を見込んでいる。BOEはさらに、安徽省合肥で、テレビなどのディスプレーを切り出すための「マザーガラス」用の10平方メートルパネルの試験生産にも着手している。

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