国内

全産業売上高、3年ぶり減 7~9月期法人企業統計 中国減速響く

 財務省が2日発表した2019年7~9月期の法人企業統計は、金融・保険業を除く全産業の売上高が前年同期比2.6%減の349兆4974億円で、16年7~9月期以来3年ぶりの減少となった。中国経済の減速や原油価格の下落が主因。経常利益も5.3%減の17兆3232億円と、2四半期連続で低下した。

 財務省は消費税増税前の駆け込み需要が一部あったものの、海外経済減速などの影響が大きかったと説明。ただ「経常利益の水準は依然高く、経済全体は緩やかに回復している」とした。

 売上高はスマートフォン向け電子部品や半導体関連の金属製品が振るわず、製造業が1.5%の減少。米中貿易摩擦や中国市場の減速が響いた。非製造業も原油価格の下落により石油製品の販売価格が下押しされて3年ぶりに減収に転じ、3.1%減だった。

 経常利益は、自動車関連の研究開発費の上昇などが影響し、製造業が15.1%減。非製造業は消費税増税の直前に高額家電の駆け込み需要があり0.5%増と、2四半期ぶりに増益に転じた。

 一方、設備投資は7.1%増の12兆826億円となり、プラスは12四半期連続。自動車や第5世代(5G)移動通信システム関連で設備の増強があり、製造業は6.4%増と2四半期ぶりに増加した。非製造業も物流施設の建設などで7.6%増だった。

 今回の結果は内閣府が9日に公表する7~9月期の国内総生産(GDP)改定値に反映される。

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