海外情勢

投資の中核に気候変動対策 テマセク、30年までにCO2半減目指す

 シンガポールの政府系投資会社テマセク・インターナショナルのディルハン・ピレイ最高経営責任者(CEO)は11日までにブルームバーグ・テレビのインタビューに応じ、環境・社会・ガバナンス(ESG)重視を投資戦略の中核に据え、気候変動対応の目標に向けた投資を加速させる考えを示した。

 テマセク・インターナショナルは年内の「カーボンニュートラル」達成や、2030年までにポートフォリオ企業の二酸化炭素(CO2)排出を半減することを目指している。同社が昨年、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開(IPO)に参加しなかった理由の一部には、環境をめぐる懸念があったとみられる。

 ピレイCEOは「われわれはもっと積極的になる必要があるかもしれない。多くの実施可能なサステナビリティー(持続可能性)投資をいかに拡大できるかについて考えている」と述べた。テマセク・インターナショナルの投資先には、インドの再生エネルギー会社取得を目的にスウェーデンのプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社EQTと組んだ合弁が含まれる。

 ピレイ氏は「信念に基づくガバナンスに焦点を絞ることができれば、運用成績に直接的なインパクトがあるはずだ」との認識を示し、「ESGがより良い成績への懸け橋になるとわれわれは感じている」と話した。(ブルームバーグ Nishant Kumar、David Ramli)

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