海外情勢

「疾病大流行」は買いの好機 JPモルガン分析 株価4.7%下落どまり

 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に懸念が広がる中、世界の株式市場は混乱も見込まれるものの、JPモルガン・チェースのストラテジストらはこれが結局は買いの機会になり得ると分析した。

 今回の感染拡大を取り巻く状況が改善するまで売り先行が続く可能性もある。だが、過去にみられた疾病大流行のケースでは株価の下落は平均で約4.7%にとどまっていると、ストラテジストらはリポートで指摘し、世界の株式市場に対する前向きな見方を維持した。過去の例では、同様の懸念で下げれば下げるほど、その後の戻りはますます大きくなったとも付け加えた。

 ストラテジストのミスラフ・マテイカ、プラバブ・バダニ、ニティア・サルダナ3氏は、「健康上の不安は局地的な戦闘と似ており、テロ事件と同様、過去の例では売り継続材料というより買いの好機だ」と指摘した。

 JPモルガンのストラテジストは、2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)や09年の新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の大流行など過去のケースにおける株式市場の反応を分析。こうした大流行は長期にわたる売りにはつながらなかったとし、「数週間以内に」買いの好機となり、株価指数は健康上の不安が世界的にピークに達した時点から3カ月で平均23%上昇していると説明した。(ブルームバーグ Ksenia Galouchko)

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