経済インサイド

リゾート勤務にジーパン出勤 危機意識背景、殻を破る銀行 (2/2ページ)

 8月から支店窓口を含む全部署で服装のガイドラインを撤廃した新生銀行グループでは、従来のビジネスカジュアルでは軽装化をためらっていた社員も、「シャツをズボンの外に出す」など少しずつカジュアル化に挑戦しはじめたという。同行では2018年4月から副業も解禁。「社員の自主性を重視する雰囲気が強まってきた」(関係者)と好意的な声が出ている。

 超低金利による経営環境の悪化に伴い、学生の就職希望企業ランキングで上位の常連だったメガバンクが軒並み順位を落とすなど、銀行をとりまく世間の目は厳しい。堅物イメージを変え風通しを良くしなければ人材確保が難しい時代だ。

 とはいえ、キャッシュレス決済でライバルとなるIT業界に比べれば、まだまだお堅いのは事実。「びっくりするような取組みは全然ない。変化のスピードが遅い」(中堅銀行首脳)と自嘲的な声も漏れる。服装や働き方から始まった「常識」の見直しを業務全般に広げていけるかが、今後の成長のカギを握りそうだ。(田辺裕晶)

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