元受付嬢CEOの視線

何気ない「設備」が採用に寄与 人材不足時代でも人材に困らない理由 (2/3ページ)

橋本真里子
橋本真里子

 いろんな意味で、「子育てを母親だけがやる」という時代ではないと思っていますので、みんなで順番に抱っこしたり、会議室が空いていれば子供とに一緒に入って母親はそこで仕事をすることもあります。

ベビーベッドがまさかの効果

 弊社は比較的女性の社員が多いです。面接時に「ぜひ入社して、一緒に頑張って欲しい!」と思ったメンバーにジョインしてもらっています。

 入社後に懇親会などで「どうして弊社を選んでくれたのか」という質問をした時に、「ぶっちゃけた話、ベビーベッドがあったことが大きかったです」と言われたんです。正直、驚きでした。もともと戦略的に置いたわけでもなく、当たり前と思って置いていたベビーベッドの存在がそんなインパクトを与えていたとは! と。

 彼女はこう続けました。「ベビーベッドがあるってことは、自分が出産しても長く働ける会社なんだろうなって思ったんです」。

 私が面接などで説明しなくても、ベビーベッドの存在からそこまで汲み取ってくれていたのはとても嬉しかったです。そして、そう考えてくれるということは、「うちの会社に腰を据えて働いてくれるつもりなんだ」と知ることができ、経営者としても嬉しいとともに安堵もありました。ベビーベッドはどうやら、採用だけでなく離職率を下げることにも貢献してくれると言えそうです。

影響は女性の採用だけではなかった

 実は男性社員にも響いていたことがわかりました。エンジニアを募集した際に、「会社にベビーベッドがあるということは、この会社にも子供を持つ人がいて、子育てに理解を得られるはず。それは安心して働ける条件のひとつだ」と言われたのです。

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