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楽器職人と奏者をつなげたい…眠る楽器を貸し借りできる新サービス登場 (1/2ページ)

吉田由紀子
吉田由紀子

 皆さんは楽器を演奏したことはあるだろうか。ピアノやギター、サックス、フルート、バイオリンなど、趣味で楽器を習った方は多いはず。しかし、レッスン用に高価な楽器を購入したものの、途中で挫折してしまい、押し入れに眠ったまま…… こんな方も少なくないと思う。かくいう筆者も挫折した一人だ。

 そんな方に朗報がある。眠ったままの「休眠楽器」を貸し借りできるシェアリングサービスが登場して話題を集めている。「atsumari(アツマリ)」(http://atsumari.co.jp/)は、楽器を貸したい人と借りたい人をつなぐマッチングを行っている。眠ったままの楽器を出品すれば、必要な人に使ってもらうことができるし、副収入も得ることも可能だ。

 どんな楽器が出品されているかというと、例えばウクレレ。本場ハワイの職人が作ったウクレレを一週間2500円から借りることができる。ギター、バイオリン、フルート、アコーディオンなども人気が高い。職人が手がけた新品のバイオリンは、一週間3250円、フルートは一週間6250円。ビンテージ物も多く、FRANKLIN社製の100万円のギターを一週間3万1250円で借りることもできる。

 楽器を貸したいユーザーが、出品時に「中途買取可」を選択すると、楽器を売ることもできる。同社が審査をして価格が妥当かどうかを判断した後、出品される流れだ。

 このサービスを立ち上げた合同会社atsumari代表の木附篤人さんに取材をした。

 「楽器は高価なため、試奏せずに購入するのはリスクが高い商品です。でも、通常の楽器店ではなかなか試しに演奏することが難しい。また、演奏する人との相性もあるので、購入後に合わなかったというケースもあります。本サービスを使っていただければ、そういった失敗を防ぐことができます」

 レンタル期間は利用者の希望に応じて1週間から6カ月まで。atsumariでは、すべての楽器に対して貸し出し中の補償制度を導入しており、万が一壊れてしまった場合も同社が修理費の6割(最大5万円)を負担してくれる。また、オンライン上にユーザーのコミュニティーがあり、音楽に関する情報交換も行っている。

 「借りられる方は、何か楽器を始めたいという方や、いまレッスンを受けていて楽器をグレードアップしたいという方が多いです。また、クラブ活動で楽器が必要な学生さんもいらっしゃいます。楽器は使っていないと劣化していきます。特にアコースティックギターやバイオリンなどの弦楽器は木でできているため、弾かずにしまっておくと状態が悪くなる一方です。楽器のためにも定期的に使ってメンテナンスする必要があります」

 このatsumariを立ち上げた背景には、共同経営者であり、バイオリン職人のカポラリ真亮さんの「ある体験」がある。

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