働き方ラボ

流行る「オン飲み」に注意 カメラ前の醜態、ゲスな会話…ネットゆえの問題点 (1/2ページ)

常見陽平
常見陽平

 宴会自粛が相次ぐ

 春は宴会の季節である。花見や歓迎会、結成会など、なにかと乾杯する機会が多い。宴会芸の準備も大変だ。幹事さんも。……例年は。

 今年は、新型コロナウイルスショックの影響で、宴会の中止・延期が相次いでいる。居酒屋での宴会は「密閉」「密集」「密接」の「三密」そのものとなり、クラスター発生や集団感染が懸念される。実際、報道されているように集団感染は主に宴会で発生している。

 飲食店は売上ダウンが確定的だ。テイクアウトやデリバリーに活路を見出そうとしている店もある。自粛を国が求めるならちゃんと補償するべきだという論も噴出している。これを機会に、行きつけの店が閉店してしまうのではないかと思うと、本当に切なくなる。ただ、感染しないためにも、させないためにも、できるだけ人に会わないのが得策である。

 盛り上がり見せるオンライン飲み会

 筆者はすっかり「アポなき子」になってしまった。厳密には、人とリアルな場で会う機会がほぼなくなってしまった。家族と、保育園の先生にしか会っていない。少人数での会食も3月下旬からすべてキャンセルとなったし、学内外の打ち合わせもすべてオンラインとなった。

 さて、そんな中、盛り上がりを見せているのが、オンライン飲み会である。各種ビデオチャットツールを用いて宴会を開くのである。これなら三密を避けられる。家庭との両立の関係で普段は宴会に参加できない人も、これなら少しだけでも参加できる。忙しい経営陣、管理職も少しだけでも顔を出すことができる。距離が関係ないので、地方や海外の拠点にいる人も参加できる。「春は宴会が連続して出費がきつい…」という人も、これなら一律の会費を取られないので、缶チューハイ1杯のお金で、いや最悪、家にある焼酎やウイスキーを水割りにして参加できる。

 このオンライン飲み会は、実はもう10年くらい前から存在しており、メディアでも取り上げられていた。いまは皆がスマートフォンを持っているし、チャットアプリも多様化している上、進化しているので実施しやすい。手軽にまったりと、つながっていられるのがポイントだ。

 一方、すでに、このオンライン飲み会の問題が起こり始めている。一つは泥酔問題だ。オンライン飲み会は、終電を気にすることなく飲むことができる。しかも、安く参加できる。その分、飲みすぎてしまうのだ。買いだめしていた缶チューハイを一気に全部飲み干してしまったなら、泥酔は必至だ。しかも、エンドレスに続いてしまう。

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