心を入れ替えて改良したトヨタ「86」 開発の陰にマツダエンジニアの助言あり (3/3ページ)

2016.8.1 07:32

トヨタ自動車が約4年ぶりに改良したスポーツ車「86」を披露するチーフエンジニアの多田哲哉氏=7月5日、静岡県小山町の富士スピードウェイ
トヨタ自動車が約4年ぶりに改良したスポーツ車「86」を披露するチーフエンジニアの多田哲哉氏=7月5日、静岡県小山町の富士スピードウェイ【拡大】

  • トヨタ自動車が4年ぶりに改良した「86」のチーフエンジニアを務めた多田哲哉氏=7月5日、静岡県小山町の富士スピードウェイ(会田聡撮影)
  • トヨタ自動車のスポーツ車「86」=7月5日、静岡県小山町の富士スピードウェイ(会田聡撮影)
  • トヨタ自動車が約4年ぶりに改良し、8月1日に発売するスポーツ車「86」=7月5日、静岡県小山町の富士スピードウェイ
  • トヨタ自動車が約4年ぶりに改良し、8月1日に発売するスポーツ車「86」を披露するチーフエンジニアの多田哲哉氏=7月5日、静岡県小山町の富士スピードウェイ

 「そのクルマで収益を上げることだ。スポーツ車は利幅は薄いが、赤字でなければ景気変動があっても意義やブランドへの貢献を説明できる。トヨタは平成19年にスポーツ車に再参入を決めたが、長く開発していなかったので先輩もいない。一人で悩み、マツダがどうして『ロードスター』を続けられるかをエンジニアに聞きに行った。そこで『景気変動でつくったりやめたりするのは、ファンへの裏切りだ』といわれ、ロードスターが黒字だと知った。いろいろと開発のヒントももらい、心を入れ替えた。86は赤字ではない、これは大事なことだ」

 --好きなスポーツ車は

 「86以外のスポーツ車を買うならポルシェしかない。純粋にエンジニアとしてみて完成度が断然高い。細部まで手間をかけて毎年変わり、当初はこんなところまで変えてどうするんだと思うが、数年すると理由が分かる。911のみならず、ケイマンやボクスターも思想がしっかり伝わってくる」(会田聡)

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