金融

「英政府ルールに違反せず」 グリーンシル支援要請にキャメロン元英首相が釈明

 経営破綻した英金融ベンチャーのグリーンシル・キャピタルの顧問を務めていた元英首相のデービッド・キャメロン氏は11日、物議を醸している同社のためのロビー活動について沈黙を破り、自身の行動を擁護する一方、学ぶべき「重要な教訓」があることを認めた。

 同氏は、新型コロナウイルス感染拡大に苦しむ企業向けの支援プログラムにグリーンシルがアクセスできるようスナク財務相に働き掛けていた。同氏は声明で「多数の英企業向けファイナンスに関わる会社の代理として陳情することは、適切だと考えていた。これは英経済にとって危機的な状況で行われた。事業資金を得るための有効な手段を誰もが探っていた。政府への陳情で行動規範や政府ルールには違反していない」と釈明した。

 その上で、元首相や元閣僚の政府とのやりとりは「誤解の余地がないよう最も公式なルートに限定すべきだ」という重要な教訓が得られたとした。

 11日付の英日曜紙サンデー・タイムズは、2019年にグリーンシルの共同創業者レックス・グリーンシル氏とハンコック保健相との非公式な酒席をキャメロン氏がアレンジした後、同社の支払いサービスを英国家医療制度(NHS)が導入したと報じた。政府調達のプロセスを経ずに契約が締結されたという。(ブルームバーグ Joe Mayes)

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