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テスラ1~3月期利益最高 納車の伸び率見通しは据え置き

 米電気自動車(EV)大手テスラが26日発表した今年1~3月期(第1四半期)決算によると、利益は過去最高となった。自動車業界が直面する半導体不足を回避し、製造工程の効率化を進めた。仮想通貨ビットコインの売却益も計上した。納車台数の伸び率予想については「複数年にわたり前年比50%」という従来表現を踏襲した。

 同期の売上高は74%増の103億9000万ドル(約1兆1200億円)。市場予想は104億1000万ドルだった。環境規制に対応する温暖化ガス排出枠(クレジット)の他社への販売は前四半期の4億100万ドルから5億1800万ドルへと増加した。

 テスラは本業のEV製造販売より多くの利益をクレジット販売で稼いでいるが、大手自動車メーカーが独自にEV投入に乗り出し始める中、こうした収益構造は将来的に同社にとって問題となる恐れもある。調整後1株利益は93セントと市場予想の80セントを上回った。

 マスク最高経営責任者(CEO)は電話会見で自動車業界が直面する半導体不足について「非常に大きな問題だ」と述べ、「1~3月期のサプライチェーン(供給網)の問題は、これまでに経験した中で最も困難なものの一つだ」と指摘。4~6月期と7~9月期も半導体不足の影響が続く見通しを示した。(ブルームバーグ Dana Hull)

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