金融

金融クレディ・スイス、アルケゴス問題で信頼低下 大株主が取締役再任阻止へ

 スイスの金融大手クレディ・スイスの大株主の一つであるノルウェーの政府系ファンド(SWF)が、30日に開くクレディ・スイスの年次株主総会を前に取締役会の再任阻止に動く考えを表明した。米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントに関連した損失の拡大で、経営トップに対する信頼が低下していることが背景にある。

 ノルウェーのSWFは27日までにウェブサイトに掲載した指針で6人のメンバーで構成されるクレディ・スイス取締役会の再任に反対票を投じることを明らかにした。取締役会メンバーには筆頭独立取締役のセベリン・シュワン氏、監査委員会トップのリチャード・メディングス氏らで構成している。

 議決権行使助言会社の米グラス・ルイスも株主に対してゴッチャリング氏の再任反対を推奨。ハリス・アソシエーツは、リスク管理に不備のある段階全てで改善が必要だと主張している。

 一方、スイスの金融最大手UBSは27日発表した1~3月期決算で、アルケゴスに関連し7億7400万ドル(約840億円)の損失が生じたことを明らかにした。ただ、最終利益はアルケゴスの損失によって4億3400万ドル減少したものの、18億2000万ドルと予想を上回った。(ブルームバーグ Patrick Winters、Marion Halftermeyer)

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