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トヨタ自動車グループの主要部品メーカー7社、全社が黒字確保

 トヨタ自動車グループの主要部品メーカー7社の2021年3月期連結決算が出そろった。新型コロナウイルス流行による自動車の需要減で前半は収益が大幅に落ち込んだものの、トヨタの生産回復や徹底的なコスト削減が功を奏し、通期では全社が黒字を確保した。

 デンソーは後半にかけて電子部品の販売が回復。前期に燃料ポンプの不具合による多額のリコール費用を計上した反動もあり、最終利益は前期比83.6%増の1250億円となった。グループ会社とシステムや調達の統合を進めたアイシンは、約4.4倍の1056億円と大幅増益を達成した。

 フォークリフトが堅調だった豊田自動織機の最終利益は、6.3%減の1367億円と、昨年4~12月期から減益幅を縮小。トヨタ紡織は、製品開発の効率化などが実を結び、25.8%増の311億円だった。

 昨年4~12月期に7社で唯一赤字だったジェイテクトの最終利益は8億円(前期は37億円の赤字)と黒字転換した。原価低減を進め、損益分岐点を引き下げた。豊田合成は、約3.1倍の352億円、愛知製鋼は64.3%減の30億円だった。

 22年3月期は、市場のさらなる回復を見据え、豊田合成を除く6社が増益を見込んでいる。

 

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