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アパレル大手のワールド、赤字過去最大に

 アパレル大手のワールドが6日発表した令和3年3月期連結決算は、最終損益が171億円の赤字(前期は80億円の黒字)に転落した。赤字幅は会社設立以来、最大。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、百貨店などに入る店舗を臨時休業するとともに、人員削減や収益性の低いブランド廃止などの構造改革費用として138億円を計上したことが響いた。

 売上高に当たる売上収益は前期比23・7%減の1803億円だった。既存店売上高は31・9%減で、特に1度目の緊急事態宣言が発令された昨年4~5月の落ち込みが大きかった。巣ごもり需要の拡大でインターネット通販は好調だったが、店舗販売の減収分を補いきれなかった。

 財務基盤を厚くするため主力銀行から3月末に、一部が資本とみなされる「劣後ローン」150億円を調達した。

 4年3月期は、売上収益が8・9%増の1964億円、最終損益は35億円の黒字転換を見込んでいる。在庫の適正化を図るほか、構造改革効果で収益が改善するとした。

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