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楽天モバイルと元社員を提訴 ソフトバンク、営業秘密持ち出しで

 ソフトバンクは6日、高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムなどに関する営業秘密を持ち出したとして、同社元社員と転職先の楽天モバイルに対し、10億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。ソフトバンクは約1000億円の損害賠償請求権が存在すると主張しており、その第1弾としている。

 ソフトバンクは、営業秘密が楽天の業務用サーバーに保存され、他の社員に開示された事実を確認していると説明。不正に取得した情報を使って建設された基地局の使用停止や廃棄も求めている。

 訴えが認められれば、楽天が昨年4月に本格参入した携帯電話事業に影響が出るのは必至だ。

 楽天は「社内調査でソフトバンクの営業秘密を業務に利用していた事実は確認されていない」とし、裁判で正当性を主張する意向を示した。

 ソフトバンクによると、営業秘密は4Gと5Gネットワークの基地局整備や、基地局と交換機を結ぶ固定通信網に関する技術情報といい、業界では特に重要とされている。

 元社員は1月、警視庁に不正競争防止法違反(営業秘密領得)の疑いで逮捕された。

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