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点字ブロックが音声で案内 セイコーなど4社、来年の実用化目指す

 セイコーホールディングス(HD)など国内4社が、スマートフォンを使って視覚障害者を音声で道案内する点字ブロックの開発を進めている。点字ブロックに内蔵した機器が発する電波をスマホが受信し、現在地を音声で聞き取る仕組み。鉄道駅や空港、公共施設の利用を想定し、転落や接触を防ぎながら視覚障害者の外出を後押しすることが狙いだ。来年の実用化を目指している。

 開発中の点字ブロックは、裏面がアルミ粘着シートで床材を問わず手軽に設置ができる。室内の照明だけで駆動し、電池交換は不要だ。「エスカレーター前です」「北口改札付近です」といった形で現在地を知らせ、スマホにイヤホンをつなげば白杖を持つ手をふさぐこともない。

 鉄道の案内板などを手掛けるサカイ・シルクスクリーン(福井県)の薄型特殊シートに、セイコーHDが開発した小型の発電、通信技術を搭載した。厚さは7ミリと薄く、文字や矢印なども印字できる。

 社会的弱者の支援に取り組むプレイワークス(埼玉県)が視覚障害者の抱える課題やニーズを把握し、ソフトウエア開発のACCESS(東京都)が道案内のアプリに反映させた。

 4社は今後、駅などでの実証実験を進めて精度を高め、自治体や鉄道事業者などに利用を呼び掛ける考えだ。

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