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ダイキン、家庭用エアコンで国内シェア首位奪還 パナソニック抜き18・7%

 ダイキン工業は11日、令和3年3月期に家庭用エアコンの国内販売台数のシェアで18・7%(同社調べ)を獲得したと明らかにし、パナソニックを抜いて17年ぶりに首位になったと正式に発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で「業界唯一」としてアピールした「うるさらX」などの換気機能が注目され、シェアを伸ばした。

 同日開かれた3年3月期連結決算の発表会見で十河政則社長は「ライバル(メーカー)も家庭用エアコンに換気機能を取り入れてくると想定して開発を進め、先を行くものをぶつけていく」と述べた。

 同決算は売上高が前期比2・2%減の2兆4933億円、最終利益が8・5%減の1562億円。新型コロナ禍で設備投資が減り国内外で業務用空調機器の販売が落ちこんた。

 空調機器メーカーで売上高世界首位のダイキンは、国内の家庭用エアコンのシェアではパナソニックに後れをとっていた。昨年夏以降、家庭用エアコンの主力機種「うるさらX」などに搭載する、外気を室内に取り入れて換気する機能をアピールし販売を拡大。一般的なエアコンは空気ではなく熱だけを排出したり、取り入れたりする室外機を使っている。

 今後は室内の空気を排気する機能なども充実させて差別化を図るほか、中国や欧州など海外市場への「うるさらX」投入を計画。換気機能付きの業務用空調機器や空気清浄機の販売拡大も目指し、4年3月期の業績予想では売上高が前期比10・3%増で過去最高の2兆7500億円を見込む。

 

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